ゴルフスコアのつけ方と打数ごとの呼び方

ゴルフスコアのつけ方と打数ごとの呼び方

ゴルフは、スイングやコース戦略だけでなく、ルールやマナーなどスキル以外にも覚えることが多いです。ゴルフを始めたばかりの方はスコアのつけ方がよくわからなくて同伴競技者に聞いているという方もいるのではないでしょうか?

ゴルフスコアのつけ方は他のスポーツのとは大きな違っており、審判がつけるのではなく自分でつける必要があります。そこで、今回はゴルフスコアのつけ方や競技ゴルフとプライベートゴルフの時の違いを解説していきます。

目次

ゴルフスコアとは?

野球やサッカーなどはフィールドに審判がいて、点数やペナルティーは審判がジャッジします。審判が試合の進行に大きく関わっており、審判の指示に従わない場合や侮辱した場合は退場させられることもあります。しかし、ゴルフの場合は違います。

競技ゴルフの場合には審判委員会が設置されていますが、審判がラウンドを一緒に回るということはありません。プライベートゴルフでは完全に審判はいません。どうしてゴルフはこのような状況なのかというと、ゴルフは不正をする犯す人はいないという前提に行なわれているからです。

しかし、自分でスコアをつける以上はスコアのつけ方を知っておかなければ故意でなくても不正になってしまうケースもでてきてしまいます。そのため、ゴルフスコアのつけ方はしっかりと頭の中に入れておきましょう。

スコアは打数とペナルティーの合計

ゴルフスコアのつけ方は簡単です。打数+ペナルティーがスコアになります。
打数に関しては数えればわかるので、自分の打数をしっかりと数えて申告しましょう。また、初めたばかりで良いスコアが出ずに、何打打ったか途中でわからなくってしまうという方もいることでしょう。そんな方はカウンターも使用して数えておくことで正確な打数を申告できるようになります。

ペナルティーに関してはゴルフのルールを熟知していなければ、正確なスコアを出すことはできません。状況別のペナルティーをしっかりと頭の中に入れておき、ペナルティーの数を打数に加えてスコアを出しましょう。

ペナルティーの打数が分からなければ、ルールを理解している同伴者に聞きながらスコアを付けてみてください。

》池ポチャに関するスコアのカウント方法
》OBに関するスコアのカウント方法
》障害物がありボールを動かした場合のスコアのカウント方法

スコアには呼び方がある

ゴルフにはスコアにも呼び方があります。これによってゴルフは難しいというイメージを持っている方も多いかと思います。よく用いられる5つの呼び方を解説していきます。

ゴルフにはホールによって規定打数が定められています。距離の短いコースであれば規定打数が3打、距離の長いコースであれば規定打数が5打という具合です。この規定打数を基準にして打数に呼び方がついています。

-2打 イーグル
-1打 バーディー
±0打 パー
+1打 ボギー
+2打 ダブルボギー

規定打数よりも2打少ない打数でカップインできた時にはイーグル、規定打数よりも1打少ない打数でカップインできた時にはバーディー、規定打数と同じ打数でカップインできた時にはパー、規定打数よりも1打多い打数でカップインできた時にはボギーとなります。2打多い場合は、ダブルボギー(通称:ダボ)です。

ゴルフ上級者はほとんどホールをこの打数の範囲でカップインすることが多いです。そのため、上級者とラウンドをする時にはこの呼び方をするケースが多いので覚えておきましょう。

スコアカードの見方

まず、ラウンドに入る前にスコアカードを手に入れましょう。スコアカードはゴルフ場のロッカーキーについている事が多いですが、なければマスター室の前に置いてあることが多いです。スコアカードと鉛筆が置いてあるので、この2つを持ってラウンドを開始しましょう。

スコアカードには競技者の名前を書き込む欄があります。自分の名前を一番左に記入して同伴競技者を、その右側に記入していきます。これもラウンドが開始する前に記入しておくことでスムーズな進行につながります。

スコアについては各ホールのスコアを記入する欄があります。その欄は点線で半分に区切られているので、点線の左側はそのホールのスコアを記入します。点線の右側は特に記入する必要はありませんが、さまざま活用方法があります。例えば、点線の右側にスコアの累積を記入することですぐに今のスコアを見ることができます。

他には点線の右側にはパッティングの回数を記入する方法もあります。パッティングの打数を記入しておくことでパッティングによってスコアを落としてしまっているのか、それとも他の要因があるのか分析するのに役立ちます。その他にもさまざまな活用方法があるので、スコアカード活用して自分の弱点を見つけましょう。

スコアは打数で記入するのが基本

スコアカードの基本的な記入方法は打数を記入する方法です。規定打数に対して-1、0、+1と記入している方も見受けられますが、基本的には(4)や(6)といった打数で記入します。特にゴルフを始めたばかりの方は間違えやすいので、打数を記入しましょう。

競技とプライベートのスコアのつけ方の違い

競技ゴルフとプライベートのゴルフスコアのつけ方に大きな違いは同伴競技者のスコアカードをつけるかどうかです。

プライベートゴルフの場合には自分のスコアをつけておけば問題ありません。もちろん他のプレーヤーのスコアを記入しても問題はありませんし、自分のスコアさえもつけずにプレーを楽しんでいるケースもあります。

しかし、競技ゴルフではそのような行為は許されません。競技ゴルフの場合にはプレーヤーが自分のスコアをしっかりと記入するのはもちろんですが、マーカーの役割もこなさなければいけません。マーカーとは同伴競技者のスコアをつけることです。

4人でラウンドをする時にはAはBのマーカー、BはCのマーカー、CはDのマーカー、DはAのマーカーといった具合に、お互いにスコアをつけていきます。そして、競技終了後にそれぞれのスコアカードを照らし合わせて申告ミスや間違いを防いでいるのです。

スコアが間違っていたらどうなる?

ゴルフは審判のいないスポーツなので、自分が申告したスコアがマーカーの申告したスコアと違うケースがあります。このような場合には、どのようなペナルティーが下るのでしょうか?

実際のスコアよりも少ないスコアで申告した場合には過少申告となり失格になります。逆に多いスコアで申告してしまった場合には失格にはなりません。多いスコアで申告した場合には罰則はなく、申告した実際よりも多いスコアで集計されることになります。どちらにせよ後味の悪い結果になってしまうので、スコアは正確に記入しましょう。

ゴルフスコアのつけ方と打数ごとの呼び方

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この記事を書いた人

PGAティーチングプロA級合格
元大手ゴルフレッスン会社に勤務
ゴルフフレンズ編集部
執筆者の経歴・詳細はこちら
小学生2年生からゴルフを始め、ゴルフの魅力に気づく。
PGAティーチングプロA級を取得し、その後は大手ゴルフレッスン会社に勤務。現在はゴルフフレンズ編集部として、ゴルフに関する記事を執筆している。

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